どうもこんにちは、noranekoです!
私は日本大学を卒業後、居酒屋で月収25万円の正社員(キッチン)になりました!
魚の3枚おろしはもちろん、旬のお刺身の船盛も豪華に作ることができます。

※上記はイメージです。これぐらいなら今でもたぶん簡単にできます。
ちなみにマグロ以外の魚は捌けます!
お寿司だって握れますよ!笑
一方、今は何をやっているかというと、あなたも「必ず」利用したことのある大手企業で、戦略・ITコンサルをやっています。
2018年に独立してから、中小、大手問わず10社近くのコンサル業務に携わっています。
具体的にどんなコンサルをやってるのかというと、「企業の戦略を策定実行する」「新規事業を0から作る」や「新しいシステムを作るための要件定義とシステムの基本設計を行う」コンサルです。
(長くなるので、詳しくは下記の注釈を見てみてください。細かいので読み飛ばしてもらっても全然オッケーです!)
21年10月時点の案件では、誰しも使ったことがある大手小売企業の新規システム開発案件を行っています。
開発規模が大きいので私以外にもBIG4のコンサル会社が入っています。
就活でも人気の企業と一緒に現場を仕切っています。
年収を言うのは少し嫌らしいですが、上位0.2%以内だそうです。
ん?居酒屋からコンサル??意味がわからんのだけど??
そういう声も聞こえてきそうですが笑
実は高校も中退し、大検(大学入学資格検定)取得からの日本大学入学、就活にも失敗!
居酒屋では体を壊し、次の会社は倒産、そしてその次の会社も倒産、と真剣に仕事に向き合うも、なかなか結果に結びつかなかったんですよね。
新人ペーペーのnoranekoは板長から「やるんだよ!」と言われて「分かりました!」と答えるしかないんですが、一方で、「これ、やるしかないんだな〜。」と思ったんです。
私は、この目の前の馬鹿でかい「金曜日のオーダー量」という壁から、「逃げられない」と悟ってしまったんです。
例えば次の金曜日に向けて木曜日から唐揚げを仕込み
金曜日当日は、最初は豚キムチのための野菜、そして21時前にはチャーハンの準備など、
必死にこなしていると、少しずつですが「どの時間帯に何の料理がどれくらい出るか」が分かってきました。
対応できなかったら次の週に改善すればいい。そう思って色んな工夫をし続けました。
こうやって工夫を続けていると、注文を受けてから10分過ぎて提供する料理が一切なくなったんです!
普段人を褒めない板長から「今日はよくやったな」って言われたときは、内心ニヤニヤしました(笑)
ほんの1か月前まで「これは絶対に無理💦」と思っていた量の仕事が、工夫することで時間内に終わったんです!
これがめちゃくちゃ嬉しかったんですよね。
仕事って楽しいかもって思えた瞬間です。
そして嬉しいことに、この工夫をし続けてたことが板長にも気に入られ、しょっちゅう仕事終わりの朝5時から飲みにも連れて行ってもらえました。
(ちょっと破天荒な板長だったので、大変でしたが楽しかったです。)
このように「できなかったこと」を少しずつ「できるようにしていった」ことが、今の仕事につながってるんだと思います。


「新しいシステムを作るためのコンサル」を具体例で説明すると、、、
例えばとある配送システムの場合、「16時に配送して」とお客様から言われてドライバーさんが「16時ピッタリ」に配送しても、ドライバーさんが「届ける直前にアプリ操作」をしちゃうとシステム上「15時58分」とかの「配送」となってしまいます。
これを「早配(そくはい:依頼よりも早く配送した)」と処理して「ドライバーさんに注意する」のか、「通常処理するのか」など、システムを作る前に、配送に関わる「全て」の仕事を洗い出し、場合分けと条件設計を行います。
これを「要件定義」と言い、いま私はクライアントさんの基で要件定義の責任者をしています。
ちなみにシステム関わる仕事ですが、コードは全く書けません(笑)

実際、自分でもまさかこうなるとは思ってなかったです。
社会に自分が作ったものを残す。
改めてこれを書いているときに思い出したんですけど、私には夢があったんです。 それは「社会に自分が作ったものを残す」ことです。 先ほど高校を中退したと書きましたが、高校を中退し、大検を取るまでは「鉄筋工として橋脚補強」という仕事をしていました。 当時は、阪神大震災があったため、耐震工事が盛んでした。高速道路の補強や補修も活発だったんですよね。 その仕事をしている際に、親方がこう言ったんです。 「俺ら形が残るものを作ってるから!!子供に俺が作ったんだぜ!って言うのが楽しいんだよ、この仕事は。」 こから漠然と、社会に自分が作ったものを残したいなって思うようになったんです。 実はそんなことは完全に忘れてたんですが、今はコンサルという仕事で社会に形が残るものを作っていることに感慨深く思っています。
書いている時に気付いてビックリしました!(笑)
居酒屋でもコンサルになっても一貫していたこと
私は元々、飲食店のキッチンで働いていたのですが、なんで今はコンサルをやっているのだろう? そう考えた時、すごく一貫していることがありました。「できることをひたすらにやった。」
何とも地味ですが、これが全ての原点です。 実は、就職活動の時には、「証券会社に入りたい!」とその業界にエントリーしまくったのですが、面接まで進んだのはたったの2件でした。 それでめちゃくちゃ落ち込んで、「もう、できることをとにかく一生懸命やろう!」と思ったのがスタートだったと思います。当時の自分にはちょっとした将来も見えませんでした。 そもそも私が就職活動する時は就職氷河期真っ只中の2002年でした。 もとから、大学を5年行くと就職浪人する気でした。 しかし、その時の彼女と結婚しようと思ったので就職することにしたんですけどね(笑)その話はまた次週(第二章)で!できることって少しずつ増えていく
必死に仕事をしていると、「できること」って少しずつですが増えていきます。 それこそ、これは最初に就職した居酒屋での話ですが、 居酒屋って金曜日はほんっっっっとうに忙しかったんです。 しかも18年前は、今みたいに美味しい冷凍食品がたくさんあるわけではなかったので 大半の料理が自分達で仕込み、作る必要がありました。 さらに私が配属された居酒屋の店舗は大きな店舗で180席ありました。 開店から終電までは常に満席の状態で「えっこの注文、本当にすべて調理し、提供できるのか???」という量が常に注文として入ってました。 しかも料理の提供が遅いと酔っ払ったお客さんにめっちゃ怒られるんです(*´・ω・`*) 【注文から10分に以内に提供する。】 これがキッチンに課せられたルールでした。 入社したての頃、「これは無理!」と思って板長(いたちょう)に直談判しました。 (板長 - 調理場の責任者)
noraneko@キッチン
板長、金曜日これ無理ですよ!

板前
できねぇじゃねぇ!やるんだよ!!

え...!あ、そっか。やらなきゃなんだ...!

わ、分かりました!
逃げられないなら、何とかすればいいじゃん!
そこから、「じゃあどうやったら金曜日のあの量の注文を時間通りに提供できるか?」ということに勝手に意識がいくようになりました。

平常を装いましたけど、内心はこんな感じです!(笑)

まぁでも、まじで大変でした〜!
板長、元気にしてるかなぁ。