不安を武器に変える!ITエンジニアが転職に成功するための秘訣とは?

ある程度経験を積んだITエンジニアの中には、そろそろ転職を視野に入れようかと考えている人も多いのではないでしょうか。

とはいうものの、転職には不安がつきものです。

とりわけ初めて転職する、という人は少しでもリスクを減らしたいと思うでしょう。

そこで今回は、転職を希望するITエンジニアが抱えている不安と、その解決方法について詳しく解説します。

まずは自分の市場価値を知ること!

転職を希望するITエンジニアが抱える不安の中で最も多いのは「自分のスキルが転職先でも通じるかどうか」だといわれています。

この場合のスキルとは、転職先の企業で求められる能力のことです。

いくらITエンジニアが売り手市場とはいっても、よほど技術的に優れている人や、あるいは強くアピールできるような実績がある人でない限り、転職してスキルアップすることはハードルが高いというのも事実です。

特に年齢が上がれば上がるほどその傾向は増してゆきます。

まだ20代であれば具体的な技術力や実績よりも将来性の方がより重視されますが、30代になるとそうはいきません。

自分のスキルを棚卸ししておこう

転職で失敗にしないためには、自分のスキルを棚卸ししておくことが大切です。

自分には何ができるのか、ということを面接の際に強くアピールできるようにしておきましょう。

とりわけしっかり見つめなおす必要があるのは実績、取り組み、工夫点の3つです。

自分が今の会社で築き上げた実績については、具体的に数字で説明できるようにしておくことが大切です。

また、大きな実績がないという人は、自分が現在の仕事の中でどのような取り組みをしてきたのかをアピールしましょう。

取り組みや工夫をアピールしよう

下流工程の経験しかないという人や、規模の小さい案件にしか携わったことがない、という人もいるかもしれません。

そのような人こそ、転職が自分自身の向上につながります。

その場合には受動的な人物であるという印象を与えないようにすることが大切です。

実際問題として、必ずしも会社で自分がしたい仕事ができるというわけではありません。

だからこそ、現在の仕事の中でステップアップのために自分がどのような取り組みや工夫をしているか、ということをアピールしましょう。

現職がどんな内容の仕事であったとしても、その仕事はしなくてもよかったものではありません。

現在の自分のスキルに自信を持つためにも、今の職場で得られた経験についてしっかり考えておきましょう。

しっかりとキャリアプランを考えよう!

面接官の多くが感じている転職希望者の問題として「キャリアプランが不鮮明だ」ということが挙げられます。

実際、IT業界は求人が多いため、自身のキャリアプランについてあまり深く考えずに転職する人が多いです。

しかし、そのことは逆にいえば、しっかりキャリアプランを構築していれば、それだけ面接官に強くアピールできる、ということでもあります。

自分自身のスキルや実績を把握した上でキャリアプランを構築している人は、それだけで面接官にとって有望な人材であると印象付けることができるでしょう。

ITエンジニアのキャリアプラン

ITエンジニアのキャリアプランについては主に4つの道があります。

まずは特定の技術に特化したスペシャリストになる道です。

その一方、そこまで深くなくても幅広く知識を習得し、自分ひとりでシステムの構築や運営ができるようになるフルスタック志向のエンジニアを目指す道もあります。

また、企業内での更なるキャリアアップを目指す人は技術的な部分を卒業してプロジェクトのマネジメント業務ができるようになる道を目指すのもよいでしょう。

あるいは顧客にSEやビジネスモデルそのものを提案するコンサルタントを目指す道もあります。

自身のキャリアプランと転職したい企業のビジョンが一致している

重要なことは、自身の思い描くキャリアプランと転職したい企業のビジョンが一致していることです。

自身のキャリアアップが転職したい企業にとっても有意義なことである、と面接官にアピールできるようにしておきましょう。

30代における転職希望者の落選理由では、スキル不足に次いで企業方針や文化との不一致が多いといわれています。

いくら優れたスキルや実績があったとしても、転職したい企業にとって必要のない人材であれば意味がないのです。

ITエンジニアにはコミュニケーション能力が大事!

転職したいけれど、転職先での人間関係を上手く築けるかどうかが不安だ、という人も多いでしょう。

職場環境がどのようになっているかということは実際に働き始めてみないと分かりません。

人間関係の場合には相性の問題もありますから、事前にどれだけ企業研究をしたところで限界があります。

しかし、だからこそただ不安を抱えるのではなく、この機会にどのようにすれば人間関係を上手に築けるのかをあらかじめ考えておくことが大切です。

そして、もしも今の会社で人間関係に悩んでいるのであれば、同じ轍を踏まないための改善策を考えておきましょう。

自分から新しい会社の環境に合わせる

転職先で良好な人間関係を築くには、まず自分から新しい会社の環境に合わせようと務めることです。

新しい上司や同僚からのアドバイスをしっかり聞いている、という印象を与えることができれば、それだけ早く馴染むことができます。

その逆に、自分の考えや以前の会社のやり方に固執しているように思われると、上司や同僚から嫌われてしまうことにもなりかねません。

知らないことを学ぶのは自分が成長するチャンスなのだ、と考えて積極的に行動しましょう。

積極的に調べ質問する

社風や仕事内容について自分から調べたり質問するようにもすると、それだけ早く周囲に馴染めます。

試験の面接においても積極的に質問することが成功への鍵となるように、転職後も積極的な態度をアピールしましょう。

たとえば、社風や社内のルールを確認するのは同僚に話しかけるきっかけにもなりますし、自分勝手な行動をしない人だという印象を与えることにもつながります。

報告、連絡、相談を怠らない

また、基本的なこととして、挨拶やお礼をしっかりすることも重要です。

第一印象が悪いと、その評価を後から塗り替えるのは大変です。

また、最初はとりわけ上司や同僚への報告、連絡、相談を怠らないようにしましょう。

職場におけるコミュニケーション能力とは、仕事における重要事項をしっかりやり取りできるということです。

そのような仕事上でのコミュニケーション能力が高いと評価されることは、仕事ができる人と評価されることにもつながります。

仕事ができる人、能力が高い人という評価を職場内で得られれば、人間関係で悩むことも少なくなるでしょう。

おすすめの記事