ITエンジニアの転職の方法を知ろう

ITエンジニアとして仕事をしている方の中には、もう少しお給料が高いところで働きたいという方や、人間関係が良いところで働きたいというような希望を持っている方も多くいるでしょう。ここでは、そのようなITエンジニアの方たちに向けて、転職するために必要なことや方法、内定をもらったあとの手続きなど、気になるポイントを紹介していきます。

転職するために必要なこと

エンジニアとして転職するために必要なこととしてはいくつかありますが、まずは転職活動の全体的なスケジュールを把握することが重要です。転職活動を進める上での手順としては、最初に、転職する際の条件を決めることから始まり、企業に関する情報収集をおこないます。その後、気になる企業が見つかれば応募し、1次面接や2次面接を経て最終面接になるでしょう。最終面接でお互いの意思疎通ができれば内定し、無事に入社という流れになります。転職の条件を考えることは、応募する企業を選ぶ上で重要なポイントになります。どのくらいの年収が欲しいのかや、月に残業できる時間、どのような福利厚生を望んでいるのかなどを考えていきましょう。

自分の希望する条件を考えたら、それに対して優先順位をつけていくのも効果的です。転職活動をしていく上では、このような条件を考えることは重要ですが、すべて希望通りになる企業が見つかるとは限りません。そのような際に、優先順位を決めておくことで選択肢を広げることができるのです。何を優先するかは人によってさまざまですが、自分が納得できる条件の企業を選べるようにするためにも、最初にこのような作業をおこなうことが必要になります。

希望の条件を洗い出すことができたら、次は企業の情報収集をおこないましょう。転職サイトをみたり、求人誌を見たりすることでどのような企業が募集をしているのかを確認してみて下さい。自分のやりたい仕事内容なのかなどの条件や、企業の方向性などを見ることで、自分に合う企業なのかどうかがなんとなく分かるようになるでしょう。このような情報収集が終わったら、その中で気になった企業に応募します。応募する時に、書類の提出を求められるところが多くあります。ここで提出した書類をもとに書類審査がおこなわれ、面接に呼ばれるかどうかが決まるのです。

提出書類としては履歴書や職務経歴書があり、それぞれ書き方を把握して、丁寧に書くようにして下さい。書類審査を通過すれば、面接の連絡がきます。内定が出るまでの面接の回数は企業によって異なっています。一般的には1次面接、2次面接、最終面接という流れになります。1次面接や2次面接ではスキルに関する質問や、転職前の会社でどのような仕事をしてきたのかなどが問われるのです。また、業務に関わる基本的な能力やコミュニケーション能力が審査されています。1次面接や2次面接を通過すると最終面接になります。

最終面接では部署の責任者や役員などの立場の人が面接担当になることが多いです。また、入社してからどのようなキャリアを積みたいのかなど、将来のビジョンを聞かれることが多いかもしれません。このようにして無事面接を通過できれば、見事内定が決まります。転職を成功させるためには採用選考の段階に応じて準備しなくてはいけないことが変わるので、しっかり把握しておくことが必要です。

転職活動の方法 

転職活動の方法としては自分で企業のサイトを見たり、転職サイトに登録して希望に合う求人を探したりするという方法があります。しかし、膨大な数の求人から自力で自分に合うところを見つけて応募するというのは意外と手間がかかります。そして、転職サイトの場合、公開されている求人は全体の2~3割ほどの情報であるといわれています。その他の非公開求人を取り扱っているのは転職エージェントになるのです。

転職エージェントでは、一人一人の条件に合う求人を紹介してもらうことができます。非公開の求人を多数取り揃えているので、自分の希望する条件に見合うところが見つかりやすいというメリットもあるでしょう。また、履歴書や職務経歴書など、書類の作成に関してアドバイスをしてもらうことができたり、添削をしてもらえたりします。このため、書類選考に通過しやすい書類を作ることができるのです。このほかにも、企業への応募を自分に代わっておこなってもらうことができたり、企業に対して推薦状を書いてもらったりすることも可能です。無料で提供してくれるエージェントも多くあるので、活用するというのも転職活動の方法の1つとなります。

特に初めて転職活動をするという方は不安なことや気になる点も出てくるかもしれません。転職エージェントでは、経験豊富なアドバイザーに話すことでアドバイスをもらうこともできるのです。自力で転職活動をすることに不安がある方や、自分に合ったより良い企業を見つけたいという方は、転職エージェントを利用するのも良いでしょう。

内定後の手続き

入社を希望する企業から内定をもらうことができたら、まずは、他に応募していたり、選考が進んでいたりした企業に選考辞退の連絡を入れます。また、働きながら転職活動をしていた方は、働いていた企業の上司に退職の意思表示をおこなうようにしましょう。話を切り出す時期としては退職希望日の2カ月前くらいが良いといわれています。上司から退職の同意を得たあと、退職日を相談し、退職届を提出します。その後、退職日までは仕事の引継ぎをおこなったり、取引先がいるようであれば挨拶をしたりして下さい。

また、退職手続きにともない、会社からは源泉徴収票や年金手帳などを受け取り、社員証やIDカードなどの身分証明書や制服など、借りているものがあれば返却をおこないます。このように諸々の受け渡しをし、周囲への挨拶などを済ませて退職日を待つようにしましょう。退職するまでは精一杯その会社での業務をこなすようにすると、周囲からの印象も悪くなりません。

エンジニアの転職方法や手順を知って、転職を成功させよう

エンジニアで違う企業に転職したいと考えている方は、転職活動の方法や手順を知り、スムーズな転職活動をおこなうようにしましょう。転職に関するスケジュールを把握していることで落ち着いて行動できます。より納得のいく転職先を見つけるためには転職エージェントを利用するのも良いです。自分に合った方法で、より良い転職先を見つけるようにして下さい。

 

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