外資系に転職してみたい!ITエンジニアにはどのような職種やキャリアアップの機会がある?

ITエンジニアの経験を何年か積んできたものの、より多くの収入を得たい、キャリアアップを目指したいなどの理由で転職サイトを定期的にチェックしている人もいるでしょう。

そのなかで外資系のITエンジニア求人がすこし気になったという経験をしたこともあるはずです。

しかし、興味があるものの外資系企業が初めてで不安な人のために、知っておきたいポイントについて紹介します。

どのような職種や業界がある?

ハードウェアメーカーとソフトウェアメーカー

外資系のIT企業は、国内企業と同様にハードウェアメーカーとソフトウェアメーカーがあります。

通信機器などを製造しているのがハードウェアメーカーであり、企業や個人向けにビジネスアプリケーションや業務システムを開発・販売しているのがソフトウェアメーカーです。

これらの企業では、資本は外国にあっても日本国内で主に開発を行っているためITエンジニアの求人が多い傾向にあります。

現在のITエンジニアスキルをそのまま活かしていきたい、収入をアップしたいと考えている場合、外資系のこれらのIT企業で新たに挑戦してみる価値はあるでしょう。

とはいえ、外資系企業のITメーカーの場合には、どの会社を選ぶかによって同じITエンジニアの職種でも給与に開きがある場合があります。

そのため、転職サイトを定期的にチェックする習慣をしっかりつけておかないと、条件のよい求人を見逃してしまう可能性もあるので注意が必要ですよ。

求められるスキルと自分のスキルがあっているかどうかもエントリー前に確認しておきましょう。

ITベンダー

外資系IT企業には、そのほかにもさまざまな業界が存在しています。

たとえば、国内で開発を行わず海外にある本社で開発・製品化された商品を日本で販売するケースがあります。

このような業態の会社はITベンダーと呼ばれており、一般的によく知られている大手の外資系IT企業がたくさんあるので身近に感じる人も多いでしょう。

また、日本支社での求人を見かけることも多いです。

しかし、ITエンジニアが行う開発の仕事は主に本社やほかの海外の拠点などで完結している傾向があるため、ITエンジニアの経験に加えて他の職種にも挑戦してみたい人にとっては気になる求人を見つけることができる可能性が高いともいえます。

たとえば、ITエンジニアと営業的要素を含むプリセールス、ITエンジニア経験を活かしたマーケティングなどの仕事に就いてみたい人などは、いままでの経験を活かしながらキャリアアップできるでしょう。

Webサービスを提供している企業

Webサービスを提供している企業のなかにも、外資系IT企業はたくさんあります。

SNS関連や、ECサイトを提供している企業などがあげられます。

普段の生活の中でWebサービスの利用者も増加傾向にあり、新たなサービスが生まれてきて急激な成長を続けているような会社も多くみられるのが特徴です。

そのため、業務拡大や新サービスの提供などの影響により求人数も多いといえるでしょう。

ITエンジニアの求人だけでなく、エンジニアの知識が生かせる企画系の仕事にも幅を広げていくチャンスにも恵まれるかもしれません。

ITエンジニアのスキルアップができそうな環境の仕事を探すことができれば、収入アップも見込める可能性が高いでしょう。

いままでの経験を活かしさらにスキルアップを目指すなら!

外資系のITコンサルティング企業に転職する

さらにスキルと収入アップを目指すなら、外資系のITコンサルティング企業に転職する方法もあります。

ITコンサルティングの仕事に就くためにはITエンジニアとしての技術的な深い知識と経験はもちろん、担当する企業の経営や業務の分析を行い提案ができるようなスキルが求められます。

担当した企業の経営や業務上の問題点を把握し、的確な提案を行い、問題を解決するために必要なシステムの導入まで責任をもって行わなければなりません。

そのため、ITエンジニアの経験だけで入社するとしたら、これらの総合的な実務経験を積むためにハードワークが求められる可能性が高いでしょう。

一方、プリセールスの経験がある人であったり、コミュニケーションスキルが高い人であったりすればITコンサルティングの業務に挑戦してみるのもひとつの方法です。

ITエンジニアの経験を活かしながら、さらに幅広いスキルを得ることができますし、収入は高めの職種です。

外資系は成果主義で厳しい?英語力は必要?

外資系は「厳しそう」「成果があがらなければ簡単に解雇されてしまう」などのイメージを持つ人もいるでしょう。

また、いままでは残業が多い職場だったため、外資系IT企業でITエンジニアを目指せばそれほど残業がないのではないか、と考えることもあるかもしれません。

残業はあまり強要されない

一般的に外資系IT企業は残業についてはあまり強要されませんし、早く帰ることも可能です。

その一方で、実際には「期限内に求められた仕事を終わらせること」ができなければ、やはり長時間労働になる傾向があるでしょう。

さらに、海外の社員とのやりとりが発生することもあるので、時差の関係で朝や夜遅くまで働くこともあります。

自分自身の時間管理を常に意識して働くことが大切ですよ。

ある程度は成果主義

また「期限内に求められた仕事を終わらせること」が求められるので、ある程度成果主義であることも心に留めておくとよいでしょう。

しかし、だからといって成果が出なければすぐに解雇されるという可能性が高いというわけでもありません。

また、外資系の会社によっては成果主義が厳しいと感じるところも、案外そうでもないという環境も両方あり一概に成果主義なので厳しいとはいえないでしょう。

転職した会社との相性もあるので、人それぞれ印象は異なるといえます。

変化が早いのが外資系IT企業の特徴

外資系IT企業の特徴としては、新しい技術を取り入れるスピードや会社の経営方針がよく変わるといったことが起こりやすいのも事実です。

合併などはよくあることですし、人の入れ替わりもそれなりに生じます。

その結果、常に変化に順応していく姿勢が求められることが多く、組織の大幅な変更に伴い、たとえ昨年までの評価が高くても自分の雇用自体が脅かされる可能性もゼロではありません

このあたりは、外資系IT企業への転職リスクとしてとらえておくとよいかもしれません。

一方で、このような環境を一度でも経験することで、変化に対応できる力や技術力を常にアップせざるを得ない状況になるため、次に転職するときも高い評価が得られるといったメリットもあります。

英語力はどれくらい必要?

また、英語力がどれくらい必要なのか気になる人もいるでしょう。

外資系IT企業でエンジニアとして働くうえで想定されることは、社内のニュースレターや業務の協力関係にある海外部署などから英語でメールが普通に来るなどです。

プロジェクトによっては海外の社員とミーティングに参加する可能性もでてきますよ。

さらに、社内で使用するアプリケーションが英語表記である場合も多いでしょう。

そのため、外資系IT企業を目指すのであれば転職前からTOEICを受験するなど準備することをおすすめします。

また、読む・書く・話すをバランスよく身に着けておくと、転職した際自信をもって業務に取り組めるはずです。

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