
営業職は、法人を対象としたものと、個人を対象としたものに2分化されます。
同じ「営業」であっても、この2つの違いは非常に大きいといえます。
ここでは後者の「個人営業とは何か?」について解説していきます。

個人営業にも数多くの種類がありますが、ここでは個人営業全般の解説をすることを目的とし、「個人営業(全般)」として解説していきます。
特に個別の解説が必要な場合は、その旨表記します。
個人営業(全般)とは、文字通り、「個人に対して営業を掛けること」を仕事とする職種をいいます。
だれもが一度は受けたことのある「テレアポ」「営業の電話」を掛けることが仕事であり、BtoCのスタイルで進めていきます。
法人営業とは異なり直接的に個人に対してアプローチするのが特徴で、ダイレクトにお客様とつながることができる仕事でもあります。
個人営業の場合、決裁者は基本的に「電話(や約束)を取り付けたお客様本人」であることが基本となるため、必要とされる商談期間は短く、スピーディーに仕事が進みます。
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「テレアポが面倒ですぐにガチャ切りをした」「飛び込み営業に付き合っている時間はないので、すぐに追い払う」という経験をしたことのある人は、決して少なくはないでしょう。
法人を対象とする場合とは異なった大変さが個人営業(全般)にはあり、上記のような対応を受けても気に病まないだけの精神的な強さが求められます。
また、法人営業と異なる点として、「決済権はお客様本人にのみある」という点が挙げられます。
そのため「自社製品の良さをプレゼンする力」よりも、「そのお客様に気に入られる力」の方が重要視される傾向にあります。
いわゆる「人好きのする人」の方が、この個人営業(全般)には向いています。
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個人営業(全般)の場合、必要な学歴・資格は基本的にはありません。
上記で述べたように、個人営業(全般)にもっとも求められるスキルは「コミュニケーション能力」です。
法人営業においては必須となる自社商品の知識に関しては、たしかに「なければならないもの」ですが、それ以上に「コミュニケーション能力の高さ」が求められる仕事だといえるでしょう。
ただし、「どのような相手を求めているか」はお客様によって異なるので、そのあたりを使い分けられる能力も必要です。
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個人営業(全般)の場合、「歩合給で働くか、それともマネジメントを主に行うか?」によって年収は異なってきます。
たとえば、「セールスの成績は非常に良いが、人を育てることは苦手である」という人の場合は、より高い年収が確保しやすい「独立」「年棒制」の働き方を選ぶとよいでしょう。
逆に、「マネジメント能力があり、現場で培った経験を生かしたい」という人はマネジメント職を目指すのが適当です。
個人営業(全般)の年収は、20代で400万円程度です。30代で500万円台に乗ることが多いといえます。
ただ個人営業(全般)の場合は、「どれだけの営業力があるか」が年収に反映されやすい傾向にあるため、スキルや経験、成績によっては3500万円を超える年収が提示されることもあります。
未経験者であっても適正さえあれば高収入を得られる業種でもあるため、上記の「向いている人の特徴」をクリアできる人はチャレンジしてみるのもよいでしょう。
出典:マイナビAGENT「個人営業入門編!個人営業とはどんな仕事?」
https://mynavi-agent.jp/knowledge/sales/301.html
【参考】
https://type.jp/tensyoku-knowhow/ready/catalog/sales-toc/
https://directscout.recruit.co.jp/offers/occupation_606/under_annual_income_3500
個人営業(全般)の仕事内容とはどんなもの?

個人営業(全般)に向いている人の特徴

個人営業(全般)の仕事をやりやすくするスキルや資格、特性とは


必須の資格はありませんが、ファイナンシャルプランナーの資格を持っている人は有利です。
個人営業(全般)の平均年収
