
自分の人生の先を読み取ることのできる人はいません。
どんなに気を付けていても病気になることはありますし、災害に遭うこともあります。
このような状況に立たされたとき、人は心身面でも金銭面でも大きな打撃を受けます。
しかし保険に加入していれば、金銭的なダメージは減らすことができます。
そしてこの「金銭的なダメージを減らすこと」は、精神面の負担を軽減することにもなります。
こんな「転ばぬ先の杖」こそが「保険」であり、その保険を広める役割を担うのが「保険営業」です。

保険営業とは、お客様に対して保険を紹介し、契約まで導くことを生業とします。
生命保険や損害保険などを紹介することになりますが、それ以外にも、病気や介護のための保険を紹介することもあります。
「保険営業」は、大きく2つに分けられます。
まず1つめは、「自社の保険を取り扱い、それを売るもの」です。
もう1つは、「複数の会社の保険を取り扱い、それをお客様に紹介する仕事」です。
前者の場合は飛び込み営業などを行うこともありますが、後者の場合は店舗に来訪したお客様と面談―複数の保険のなかから適切なプランを選んで紹介することが主な仕事です。
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お客様が置かれている状況は、お一人おひとりで異なります。
保険営業職はその人の現在の状況から「その人が抱えている不安」「その人に必要になるであろう要素」を見抜き、適切な保険を勧めていく必要がありますから、傾聴スキルは必須です。
また保険は「お金」と直結するものでもあるため、丁寧に信頼関係を築ける人が向いています。
保険の相談に来る人の知識レベルは、人によって異なります。
なかには保険営業職も顔負けするくらいにきちんと調べている人もいますが、生命保険とは何か?から説明する必要がある人もいます。
このため、「分かりやすく人に説明することに慣れている人」が求められます。
加えて、「同じことを何度聞かれてもいらだたない心の広さ」を持っている人も、この保険営業職に向いているといえます。
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傾聴スキルが必須であることはすでに述べた通りですが、広い意味でのコミュニケーションスキルも必要条項です。
まったくのゼロの状況から信頼関係を構築していかなければならないため、販売業や接客業などの経験がある人は喜ばれます。
またお客様の立場から保険を見ることができるため、自分自身も保険に加入した経験を持つ人が望ましいといえます。
当然保険の知識は持っていなければなりません。
新しい保険が次々に出てくるのが現代ですから、常に新しい情報に接し、その特性を知るだけの向上心も求められます。
必須の資格はありません。
ただ、ファイナンシャルプランナーや、生命保険講座(生命保険協会主催。業界の最難関資格と言われるもので、生命保険に関する知識を問うもの)を取っていると有利です。
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平均年収は370万円程度です。
男性の場合、働き盛りの50歳~54歳で年収が伸びることが多く、600万円台に乗ることが期待できます。
ただ、保険営業も「営業」であるため、成績が如実に反映されます。
特に外資系の保険会社の場合はこの傾向が顕著です。
ここでは主に正社員として働くことを想定していますが、保険営業の場合はアルバイト(パート)や派遣社員として働く道もあります。
この場合時給換算で、アルバイト(パート)ならば1000円を切る程度、派遣社員ならば1300円程度がひとつの目安となるでしょう。
出典:求人ボックス「保険営業の仕事の年収・時給・給料」
https://求人ボックス.com/%E4%BF%9D%E9%99%BA%E5%96%B6%E6%A5%AD%E3%81%AE%E5%B9%B4%E5%8F%8E%E3%83%BB%E6%99%82%E7%B5%A6
コラム40「保険営業の年収や給与形態を解説!気になる年収アップのコツとは」
https://www.from-40.jp/columns/1895
保険営業の仕事内容とはどんなもの?

保険営業に向いている人の特徴

保険営業の仕事をやりやすくするスキルや資格、特性とは

保険営業の平均年収


細かい保険契約をたくさんとるよりは、大型の契約を1件とったときの方が年収が上がりやすいとされています。