
個人宅の不動産営業職とは、プライベートの場で話したことのある人もいるかもしれません。
投資用の不動産営業職とは面識がないという人でも、自宅を建てる・購入する際に個人宅の不動産営業職とは話したことがある……というケースも多いことでしょう。
今回は比較的身近な、この個人宅の不動産営業職について取り上げます。

個人宅の不動産営業職は、文字通り、「個人に対して、不動産の営業を掛ける仕事及びその仕事に就いている人」を指す言葉です。
自社や、そのグループが展開している不動産を紹介し、お客様との契約につなげることを生業とします。
すべての基本はアポイトメントからであり、電話や飛び込みでアピールします。
その後、約束ができた潜在的なお客様と会い、自社商品をアピールしていきます。
またこのような直接的なアピールだけでなく、SNSなどでの自社商品の宣伝などが仕事になることもあります。
ちなみにここでは「個人宅の不動産営業職」と「投資用の不動産営業職」を分けて語っていますが、会社によってはこれらをまとめていることもあります。
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かつては、「押し出しが良く、多少強引でも契約に結びつけられる人が良い」と言われていました。
しかし現在はこのようなスタイルは時代遅れとなりつつあります。
個人の場合、法人以上に「相手の態度」に対して敏感な傾向にあります。
そのためその個人宅の不動産営業者が強引で傲慢に見えた場合、気持ちよく相談ができるほかの業者を選んでしまう場合もあります。
また強引すぎる手法で契約を結ぶことは、法律で禁じられています。
このようなことから現在の個人宅の不動産営業職に求められるのは、「強引さ」よりもむしろ「人の話を聞き、その人のライフスタイルに合ったプランを提案できる資質」だといえるでしょう。
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投資用の不動産を扱う営業同様、宅建資格(宅地建物取引士)の資格があると望ましいでしょう。
不動産業の運営においては、5人に1人は宅建を持った人間がいなければならないと定められています。
つまり宅建資格を持った人間がいない状況だと、不動産業を営むことができないのです。
このため、宅建資格を持っているだけで、就職難易度は大きく下がります。
個人住宅を扱う不動産営業の場合、未経験者を歓迎している会社もよくみられます。
そのため初めてでも飛び込みやすい業界です。
しかし法人用・投資用の不動産を扱う場合とは異なり、多くの人にとって「家を買うこと」は一生に一度の決断であり、一生で一番大きな買い物です。
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個人宅の不動産営業職に限ったことではありませんが、営業職の場合は「歩合」が絡んできます。
「固定給をある程度高めに設定する代わりに、歩合は少ない」としているところもあれば、「固定給は低いが、歩合は多め」としているところもあります。
前者の場合は就職した当初からある程度の収入が見込めますが、後者の場合は2年目以降での躍進が期待できます。
歩合が大きいところなどは、2年目で800万円程度にまで達することもあります。
また、「結果さえ出せば、報告も相談も一切必要ない」としているところもあり、課長候補の段階で1000万円を超える年収を確保できるケースもあります。
場合によっては、出社をする必要さえないとしているところもあるため、結果を出せる人にとっては働きやすい形式でしょう。
ただ、歩合の割合が多い会社は不安定でもあります。
安定志向の会社の場合でも、5年目くらいからは700万円程度にいたることも多いので、このあたりはそれぞれの仕事への向き合い方で決めていくとよいでしょう。
出典:mikata「不動産売買仲介営業マンの給料(年収)は?【2パターンあり】
https://f-mikata.jp/cyukai-kyuryou/
【参考】
https://type.jp/tensyoku-knowhow/ready/catalog/estate-sales/
https://staylinx.jp/contents/821
https://takken-job.com/magazine/tobikomi-sales/
https://www.reds.co.jp/column/03/
https://www.renosy.com/magazine/entries/319
https://employment.en-japan.com/desc_747326/
個人宅の不動産営業職の仕事内容とはどんなもの?

個人宅の不動産営業職に向いている人の特徴

個人宅の不動産営業職の仕事をやりやすくするスキルや資格、特性とは


そのためそのようなお客様の気持ちに寄り添い、適切な提案や、その人たちが暮らしやすい不動産を探せるだけの提案力・探求心が求められます。
個人宅の営業の平均年収
