システムエンジニアは稼げるのか?SEの年収を年齢別に公開!

システムの設計・開発・テストを手がける、システムエンジニア。別名、SE。

顧客ニーズを汲み取るヒアリング能力、設計関連の技術力、スケジュール管理をするマネジメント能力などが求められる仕事です。

そんなシステムエンジニアは、稼げる仕事なのでしょうか?

この記事では、日本の会社員の平均年収と比較して、システムエンジニアが稼げる仕事かどうかを紐解いていきます。

日本の会社員の平均年収(年齢別)

システムエンジニアの年収がどれぐらいなのか考える前に、まずは日本の会社員の平均年収を見ていきましょう。

日本の会社員の平均年収を把握して比較することで、システムエンジニアの年収が高いか低いかが分かります。

20代の会社員の平均年収

日本の20代の会社員の平均年収は、全体で346万円になっています。

20代男性の平均年収が367万円、20代女性の平均年収が319万円です。

300万円未満が32.1%、300万円〜400万円未満が38.4%になり、全体の約7割を占めています。

30代の会社員の平均年収

そして、30代の会社員の平均年収は、全体で452万円まで上がります。

30代男性の平均年収が487万円、30代女性の平均年収が382万円です。

300万円〜400万円未満と400万円〜500万円未満が約5割を占めていて、全体的に少し広がりが生まれます。

40代の会社員の平均年収

次に、40代の会社員の平均年収は、全体で528万円まで上昇しています。

40代男性の平均年収が583万円、40代女性の平均年収が417万円です。

バラツキがありますが、400万円〜500万円が中央値になっています。

50代以上の会社員の平均年収

最後に、50代以上の会社員の平均年収は、全体で645万円まで上がります。

50代以上男性の平均年収が690万円、50代以上女性の平均年収が442万円です。

男女の収入格差が大きくなり、全体的な収入格差も広がっています。

すべての年収層に、平均的に広がっている印象があります。

業種別で最も稼いでいるのは?

業種別で見てみると、20代で最も稼いでいるのはIT・通信になり、次に、金融や総合商社が続きます。

1位がIT・通信で373万円、金融が368万円、総合商社も368万円の同列2位です。

30代になると、金融、総合商社、IT・通信という順番になりますが、20代と同様に稼げる業種の3トップになっています。

1位の金融が543万円、2位の総合商社が518万円、3位のIT・通信が505万円です。

40代になってもこの3つの業種が順位を争い、1位のIT・通信が620万円、2位の金融が594万円、3位の総合商社が579万円になっています。

50代以上になると、 総合商社が急激に上がり1位に躍り出て、930万円

2位は急浮上したメディカルで771万円、3位にIT・通信が入り、753万円になります。

システムエンジニア(SE)の平均年収(年齢別)

日本の会社員の平均年収を徹底解析できたので、次はシステムエンジニアの平均年収を見てみましょう。

20代のシステムエンジニアの平均年収

20代のシステムエンジニアの平均年収は、390万円になります。

性別ごとに見てみると、20代男性のシステムエンジニアの平均年収は394万円、20代女性のシステムエンジニアの平均年収は387万円になります。

20代のシステムエンジニアに関しては、男女の収入格差はほぼありません。

30代のシステムエンジニアの平均年収

そして、30代のシステムエンジニアの平均年収は、530万円になります。

30代男性のシステムエンジニアの平均年収は562万円、30代女性のシステムエンジニアの平均年収は497万円です。

40代のシステムエンジニアの平均年収

次に、40代のシステムエンジニアの平均年収は、588万円になります。

40代男性のシステムエンジニアの平均年収は650万円、40代女性のシステムエンジニアの平均年収は525万円です。

男性のシステムエンジニアと女性のシステムエンジニアで、収入格差が開いてきていることが分かります。

50代以上のシステムエンジニアの平均年収

最後に、50代以上のシステムエンジニアの平均年収は、627万円になります。

50代以上男性のシステムエンジニアの平均年収は654万円、50代以上女性のシステムエンジニアの平均年収は600万円です。

40代のシステムエンジニアと比べて、収入が横ばいしていることが分かります。

システムエンジニアと日本の会社員の平均年収の違い

このようにシステムエンジニアの平均年収を見てみると、日本の会社員の平均年収との違いが分かります。

20代の会社員の平均年収は346万円ですが、20代のシステムエンジニアの平均年収は、390万円になります。
30代の会社員の平均年収は452万円ですが、30代のシステムエンジニアの平均年収は、530万円です。
40代の会社員の平均年収は528万円ですが、40代のシステムエンジニアの平均年収は、588万円になります。
50代以上男性の平均年収が690万円で、50代以上のシステムエンジニアの平均年収は、627万円になります。

エンジニアは稼げる!

このように比較してみることで、システムエンジニアの平均年収は、基本的に会社員の平均年収を上回っていることが分かります。

50代以上のシステムエンジニアの平均年収だけが、会社員の平均年収を下回っていました。

しかし、IT業界の歴史はまだ浅く、50代以上のシステムエンジニアの数がまだ少ないことが背景になっているのでしょう。

基本的には、システムエンジニアの平均年収は、日本の会社員よりも多いと考えて良いです。つまり、システムエンジニアは稼げる仕事なのです。


また、システムエンジニアの中でも年収に格差が生まれます。

それは大きく分けて、企業規模による違いと、業種による違いになります。

企業規模による年収の違い

企業規模に関しては、社員数100人に満たない企業のシステムエンジニアの場合、平均年収は484万円になります。

社員数100人〜1000人未満の企業であれば、平均年収は528万円になります。

社員数が1000人を超える企業の場合は、平均年収は608万円になります。

このように 会社の規模によって結構な格差が生まれます

業種による年収の違い

さらに、業種によっても差が生まれます。

ソフト系で年収が高いのは金融・保険系で、平均年収は744万円。

外資系SIerやコンサルティングファームでは、平均年収は689万円になります。

ハード系で平均年収が高い業種も、金融・保険系で、平均年収は790万円。

次に高いのが専門・コンサル系で、平均年収700万円。

医薬品・化粧品メーカーでは平均年収623万になります。

このように、同じシステムエンジニアでも、企業規模によって平均年収に結構な差が出ますし、業種によってはさらに大きな差になります。

とはいえ、全体的に共通しているのは、システムエンジニアは平均的な会社員よりも稼げるということです。

システムエンジニアになって、平均年収以上を稼ごう!

システムエンジニアは、ソフトウェア開発の上流工程を担う、重要な仕事です。

その需要は強く、あらゆる業種で求められているため、将来性のある仕事です。

さらに、日本の会社員の平均年収以上を稼げる仕事なので、やりがいと同時に金銭的なゆとりも手に入ります。

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