エンジニアの年収はどれくらいか、低いなら転職で改善出来ることも

エンジニアの年収は働いている年齢や働いている企業によって大きく変わります。

基本的には貢献度が高まるにつれてアップすることが多いですが、なかなか努力を収入に反映してくれない企業もあるのが実際のところです。

エンジニアが実際に受け取っている平均の年収や給料を上げるために有効な転職について詳しく解説していきます。

エンジニアの平均年収(年齢別)

20歳から24歳までのエンジニアの平均年収は340万円ほどとなっています。

経験がまだ少ないと見なされることが多く、400万円に届くケースは少ないです。

25歳から29歳になると平均年収が一気に伸び、440万円ほどとなります。

5年で平均100万円ほどアップすることになるので大きな伸びともいえるでしょう。

このあたりから企業ごとの違いが大きくなっていきます。

エンジニアは30代での転職が多い

30歳から34歳のエンジニアの平均年収は約520万円です。

全企業の平均でいうと約520万円ですが、企業によっては600万円をこえることもあります。

中には一方でこの時点でも400万円台の企業があるなど、企業間の年収差はどんどんと開いていきます。

もちろん、スキルや能力で給料に差が生まれますが、同じような能力の方でも企業によりもらえる給料に大きな差があるという問題が発生しています。

それゆえにこの年代で転職する方が多いです。

35歳から39歳のエンジニアの平均年収は540万円となっており、年収の伸びが落ち着いているのが分かります。

ここから上の年収を得るには特別なスキルを取得したり、総合マネジメントなどの役割を担ったりする必要があります。

40代のエンジニアの平均年収は概ね600万円前後です。

この年代のエンジニアは豊富な経験を積んでいる方も多く、中でも優秀なエンジニアであると見なされれば大企業へで主要な役割を果たせる可能性も高まります。

役割や業種によって大きく差が生まれる

50代のエンジニアの平均年収は630万円ほどとなり、実質的なピークをむかえます。

この年代になるとマネジメントを任されているかどうかで年収に差が生まれます。

マネジメントを担うと責任が重くなる代わりに給料もアップするのが一般的です。

60代以降のエンジニアの平均年収は400万円台か300万円台まで下がります。

30代から50代の頃にどこまで収入を得ることが出来るかが重要となるといえるでしょう。


これらの平均年収はエンジニア全体のものであり、エンジニアが働く企業の業種によっては年収が大幅に高くなることもあります。

具体的に言うと、金融や保険系の企業で活躍する40代のエンジニアの平均年収は800万円ほどとなっています。

自分の年収が低い…

エンジニアとして働いている中で年収が低いと感じているのであれば、実際に平均と比較してどの程度低いのかをチェックしておくことが重要となります。

例えば30代でエンジニアとして働いているにも関わらず300万円後半の年収となっている場合は平均よりも低いといえるでしょう。

20代前半は問題ない

ただし、20代前半の時点で平均年収が300万円台だったとしても、それは必ずしも不遇とは言えません。

中には20代前半のエンジニアにも400万円、500万円の年収を支払っている企業もありますが、基本的には20代前半のエンジニアの平均年収は340万円ほどであり、そこから 年を追うごとに年収が上がっていけばそれほど問題がないからです。

年収の低さを客観的に判断することは意外と難しいかもしれません。

自分のせいだと思いこまない

また、たとえ年収が低かったとしても自分のせいで低くなっているのではと考える方もいます。

しかし、会社の中で上司の言われた仕事を確実に行っているにも関わらず、若い頃からずっと給料がほとんど上がらないという状態であれば企業に原因があるかもしれません。

もちろん、給料が上がらない理由には様々なことが考えられ、企業のせいと決めつけられるわけではありませんが、 転職によって大幅に年収がアップする方がいるのも確かです。

自社のエンジニアに対する給与のシステムなどを詳しくチェックし、他社と比較してみるのも有効となります。

エンジニアの平均年収は30代から50代にかけて500万円から600万円となります。

この年代の時に一定以上の年収を確保しなければ、60代以降に不安を残すことにもなりかねません。

この年代のエンジニアは技術的にも経験的にも成熟している方が多く、企業によっては非常に高い年収で有能な人材を迎え入れています。

転職で年収UPのチャンス

年収を高めるために転職を行うことは非常に有効です。

企業の中には高い給料を支払ってでも優秀な人材を確保したいというところが多くあります。

エンジニアは技術職なので尚更その傾向が強いといえるでしょう。

また、転職することによって自分の能力がどのくらいの評価を受けられるかについて知ることも出来ます。

このことは新しいやりがいにも繋がっていきます。

もちろん、転職をすれば必ず年収が上がるというわけではありません。

しかし、極端に低い年収で働いている方、自分の苦手な業務ばかりを任せられている方、入社以来給料がほとんど上がっていない方などは転職をすることで年収が上がる可能性が高いといえるでしょう。

年収が低く、残業代を高めるためにやむを得ず残業をしているという方も転職をすることが有効となります。

年収以外の部分も確認しよう

年収アップのために転職をする場合であっても、年収以外の部分にも注目して求人情報を確認することが重要となっています。

また、企業ごとに給料のシステムが異なっていることもあります。

たとえ年収が高くなったとしても仕事内容があまりにハードであれば、本末転倒 となってしまうかもしれません。

年収、仕事内容、休日の数など幅広い項目を確認して転職先を選ぶことが大切です。

エンジニアは経験が豊富になるとマネジメント業務を任されることがあります。

マネジメント業務を行う役職につくと給料が上がることが多いですが、業務内容がそれまでと大きく変わります。

転職の際にはそのことを含め、自らの将来像を思い描きながら検討することが大切です。

転職はエンジニアの年収をアップさせるカギになる

転職は年収をアップさせたいエンジニアにとって1つの有効な手段です。

転職すれば絶対に年収が上がると言い切れるわけではありませんが、現在所属している企業で得ている収入が少ないのであれば転職で打破できる可能性があります。

転職先を探す際には年収はもちろん、他の要素も含めて総合的に判断していくことが重要となります。

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