
生活に浸透するガジェットを支えるITエンジニア。
勉強したことがないから難しそうだ、と二の足を踏むのはもったいないです。
求人市場が活発に動いている今、新卒採用のみならず転職を検討する若い人材にこそ、ITエンジニアがおすすめです。
この記事では、なぜITエンジニアが若手人材、第二新卒におすすめなのかを説明していきます。
20代の転職市場【第二新卒とは】

第二新卒とは、大学または大学院の卒業後3年未満の若手社会人、言い換えれば社会人経験3年未満の20代若手社員を指します。
一般的に第二新卒に求めることは、社会人としてのマナーや言葉遣いなどの要素やパーソナリティ、今後のポテンシャルであり、実務経験ではありません。
したがって、多くの企業において第二新卒は育成対象であることから転職市場では極めて新卒に近いポジションです。
また、実務経験を重視しないことから第二新卒の特徴としてキャリアチェンジが容易であることが挙げられます。
厚生労働省が発表している最新(平成31年2月分)の有効求人倍率は1.63倍です。
空前の売り手市場の今、社会人としてのマナーが身についている第二新卒の採用は非常に活発です。
「若いエンジニア」は貴重!

若手エンジニアは不足しているため、貴重です。
なぜ貴重なのかを説明する前に、ITエンジニアとは何かについて簡単に説明します。
ITエンジニアとは?
ITエンジニアは技術者たちの総称を指す職業です。
パソコンスキルやプログラミングスキルなどがあるだけでなく、顧客とのコミュニケーション能力や文章力なども重要です。
したがって、ITエンジニアは勉強することが必須ではあるものの、文理問わずITに興味が持てれば誰でチャレンジすることができる職種です。
ITエンジニアの代表的な専門職種
ITエンジニアは専門分野により、細分化されています。
代表的な専門職種は以下の通りです。
- ITコンサルタント:IT戦略の策定やシステム監査など
- プロジェクトマネジャー(PMO):ITプロジェクトの責任者や管理者
- ITアーキテクト:システム全体の構築設計者
- システムエンジニア:システムの設計・構築・テストを行う
- プログラマ:設計されたシステムを仕様書に基づいて実際プログラミング作業を行う
- WEBエンジニア:WEB領域に特化したエンジニア
- データペースエンジニア:データベースに特化したエンジニア
上記それぞれの専門職種に至るには様々なキャリアパスがありますが、一般的にはプログラミングスキルやエンジニアスキル・経験が必須です。
そのため、若いうちに挑戦しキャリアを積んでいくことがもっとも近道となります。
もちろん独学でスキルを身につけるという選択肢もありますが、ITとは関係のない業界で働きながら技術書で最初からやるには根気が必要です。

若手エンジニアが貴重な理由
では、なぜ若手エンジニアは貴重なのでしょうか。
その理由は、人材不足だからです。
IT業界の人材不足が言われて久しく、経済産業省の調べるによれば2030年には80万人が不足するそうです。
その理由として、国外と比べて日本の理系人口が不足していることや人口減少、IT需要の拡大、年収のわりに業務量が多いことなどが挙げられます。
人口減少や理系人口が少ないこと、IT需要の拡大などは一企業・個人には対策のしようがありませんが、働き方改革が盛んに行われるようになり賃金面や残業時間面では改善されつつあります。
しかし、IT業界は長時間労働であるという認識が浸透しているせいか、業界全体として若手IT人材が不足しています。

20代の転職でスキルアップをしよう

AIが活躍する今後の社会において、若手社会人である第二新卒は日々スキルアップしていくことが求められています。
在籍している会社ではスキルアップが望めない、先細りしていくことが予想される業界に在籍しているのであれば転職することがおすすめです。
スキルアップを目的とした転職には、ITエンジニアが最適です。なぜなら、ITはインフラとして生活に欠かせないものであり、現存技術に基づいて新しいサービスや技術が開発されているからです。
ITエンジニアに第二新卒がチャンレンジするメリット
そんなITエンジニアに第二新卒がチャンレンジするメリットは以下の通りです。
未経験でもチャレンジできる。
すでに説明した通り、IT業界は人材不足のため採用窓口が広くとられています。
つまり、未経験でも転職することが可能です。
独立・フリーランスとしてキャリアアップできる。
ITエンジニアのスキルは属人的です。
また、在庫を抱える職種ではないので企業で経験を積めば独立することやフリーランスとして活躍することが可能です。
実際に大手企業で経験を積んでから起業し、上場を目指すことも可能です。
今後の転職が比較的容易になる。
今やITはインフラです。パソコンを使わずに完結する仕事はそうありません。
ITエンジニアから一般事業会社のIT部門に転職することが可能なため、将来的な選択肢の幅を広げることが可能です。
また、次の転職では、未経験のITエンジニアではなく経験を積んだITエンジニアとなるので、転職時の給与交渉が可能になります。
ITエンジニアは転職するごとに年収が上がる傾向にあるので、仕事内容が自分に合っているのであれば大きなアドバンテージとなります。
ITエンジニアとして働くデメリット
一方でITエンジニアとして働くデメリットもあります。代表的なデメリットは以下の通りです。
時にはワークライフバランスが取れない時もある
一時は長時間労働が問題となっていました。
今でもプロジェクトの最終段階である繁忙期に残業が生じることもあります。
しかし、自分の作業分が終えている場合は休みを取ることも容易なのでバランスはとれるのではないでしょうか。
常に勉強することが求められる
IT技術は日々進化しているため、ITエンジニアとして常に最新技術のトレンドを勉強することが必要です。
常に業界や技術に対してアンテナを立てることが求められます。
勉強することや向上心のない人はつらいかもしれません。
20代の転職では、スキルや実務経験を重視することが少ないですが、30代ともなれば即戦力人材であることを求められます。

転職するならエージェントに相談しよう
ITエンジニアは第二新卒にこそおすすめの職種です。
なぜならば、将来性があり、しっかりスキルも身につくのでキャリアデザインの最初の一歩に最適だからです。
しかし、転職が初めての若手社会人にとってたくさんある求人のなかでどれが自分に向くかわからないかもしれません。
そんなときは転職エージェントに相談してみると良いでしょう。