外資系企業にITエンジニアとして転職するには

「ITエンジニアとしてキャリアアップしたい」「もっと年収をアップさせたい」と考えているのであれば、外資系企業で働くのが有効です。

今回は外資系企業に勤務しているITエンジニアがどのような生活を送っているのか、年収はどれくらいもらっているのかについて紹介します。

他にも外資系企業のメリットや転職するポイントなどについて紹介しますので、参考にしてみて下さい。

外資系企業のエンジニアの生活・年収

外資系企業に転職して働き始めると、想像以上にハードワークである場合が多いです。

外資系企業では成果を一番重視しているので、結果をきちんと残すために、どうしても長時間労働になってしまう場合があるからです。

またグローバルに展開している外資系企業では、海外のクライアントと仕事を進める場合もあります。

そんな時、問題となるのは時差です。

時差の関係で深夜や早朝であっても働く必要があるので、どうしても生活が乱れがちになってしまいます。

ハードワークというと、日本企業でも同じように残業をしてきたという方が多いのではないでしょうか。

しかし仕事が終わらないから会社に残っているという感覚で残業している日本企業と、結果を出さなければならない外資系企業の残業は根本的に異なります。

外資系企業のITエンジニアとして働くなら、結果を出すというプレッシャーの中でのハードワークに耐え抜くタフさが必要です。

外資系企業のITエンジニアの年収

外資系企業のITエンジニアの年収は、20代後半なら600万円程度、30代なら800万円程度が多い傾向です。

プロジェクトマネージャークラスであれば、年収1000万円以上も夢ではありません。

このことからITエンジニアが日本企業から外資系企業に転職した場合、平均50万~100万円ほどの年収アップが見込めます。

さらに外資系企業は、大手企業と中小企業との間に年収の差があまりないという特徴があります。

日本企業だと中小企業に比べて大手企業の方が年収が高い傾向ですが、外資系企業は年収の差が少ないので、企業の規模を気にしないで転職することが可能です。

外資系企業のメリット

成果を出せば若くても高収入を得られる

外資系企業のメリットとして第一に挙げられることは、給与が上がる可能性があることです。

日本企業は年功序列によって給与が上がるシステムがまだ多いですが、外資系企業は成果によって給与が決定するので、成果を出せば若くても高収入を得られるチャンスがあります。

自分の実力に応じた報酬を受けたいと感じているのであれば、外資系企業に転職するのが有効です。

最新の技術やトレンドに触れられる

最新の技術やトレンドに接する機会が多い点も外資系企業のメリットの一つになっています。

日本企業はクライアントが老舗の大手企業が多いので、最新の技術やトレンドを取り入れるのに慎重で、保守的な面が多い傾向です。

一方、合理的な判断を下すことが多い外資系企業では、最新の技術やトレンドを素早く導入することが多いです。

最新の技術やトレンドに触れながら仕事を進めたいと考えているITエンジニアにも、外資系企業は最適であるといえます。


最新の技術やトレンドに触れられるということは、最新のスキルを習得できるチャンスでもあります。

スマートグリッド・スマートホームや自動車の自動運転など、注目されている技術にも触れることが可能です。

他にも企業が持っている膨大なデータを活用する技術やセキュリティ技術などを取り扱うことが多く、さまざまなスキルを高めることができます。

大きな裁量で仕事ができる

他にも外資系企業は日本企業に比べて大きな裁量で仕事ができるというメリットがあります。

日本企業の場合、上司から良い評価をもらわなければ出世や収入アップが見込めないことが多く、上司の判断の下で仕事を進めるケースが多いです。

一方、外資系企業では上司の評価ではなく自分がどれだけのことを成し遂げたかという成果によって判断されるので、実力があれば20代であっても、大きな裁量を与えられたりします

このように外資系企業で働けば、日本企業ではできないような大きな仕事を任される場合もあるので、自身のキャリアアップにもつながります。

外資系企業に転職するには

外資系企業に転職したいのであれば、自身の年齢と職務経歴、語学力を確認することが大切です。

外資系企業は年齢が重視される

まず年齢は採用されるかどうかの重要なポイントとなります。年齢のボーダーは、外資ベンダーなら40歳、WEB系やITコンサルなら35歳が目安です。

なぜ外資系企業の転職で、年齢が重視されるというと、ハードワークだからです。

外資系のIT企業は長時間労働になることが多いので、その長時間労働に耐えられるような体力が必要になります。

したがって外資系企業では年齢を考慮して採用することが多いです。

他にも年齢を重視している理由に、若い業界であるという点が挙げられます。

外資のWEB系企業やITコンサルだと40代で役員になることが多いです。

そのことから課長や部長クラスは30代である場合が多いので、外資系企業では若い人材を採用しがちです。

また最新の技術やトレンドを取り入れることが多い外資系企業では、これらのノウハウを素早く習得する必要があるので、新しいことへの吸収力が高い若い人材を求める傾向になっています。

得意分野を持つことが転職を成功させる

職務経歴では得意分野を持つことが転職を成功させるポイントです。

ITエンジニアは専門性を見られることが多いので、幅広い知識を持っているエンジニアより、一つのことを深く理解しているエンジニアの方が市場価値が高い傾向です。

自分の今までの職務経歴を棚卸して、得意分野を作っておくようにしましょう。

語学力は海外のクライアントとの交渉などに必要なので、語学のスキルを身につける必要があります。

目安としては、最低でもTOIEC750〜850点が必要です。

TOIEC750点以下であれば、英語力を向上させてから転職することがポイントになります。

このように年齢・職務経歴・語学力の3つを確認してから外資系企業への転職活動をすることが大切です。

転職の際には、転職サイトや転職エージェントを利用する方が、スムーズに転職を進めることができます。

外資系企業への転職は、転職支援サービスを利用しよう

外資系企業のITエンジニアとして働くことは、結果を出さなければならないのでハードワークになりがちですが、成果を上げればその分だけ報酬が増えるというメリットがあります。

外資系企業に転職するには、自身の年齢や職務経歴、語学力を確認することが大切です。

これらの条件をクリアできたら、転職支援サービスなどを利用して転職活動をするのがいいでしょう。

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